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つくしの中しやうどのや。わ
れにんけんとむまれなは。
かゝる人にこそあひなるへ
きに。いかなるかいぎやうによ
りて。かやうの身とは生(むま)れ
けるぞや。あさましさよと
おもひけるが。よし〳〵ひと
まづにんけんのかたちと
ばけ。一(いつ)たんのちきりをも。む
すひさふらはではとおぼし
めし。めのとのせうなごんを
ちかづけて。いかにきゝ給へ。
われおもふしさいあり。いざや
みやこにのぼりさふらふべし。
さりながら。此すがたにて上(のほ)
りなば。人めもいかゞさふら
はん。十二ひとへはかまきせて
たべ。めのと此よしをきゝ。いま
程(ほど)みやこには。たかいぬなどゝ
申て。家(いゑ)〳〵ごとに多(おほ)ければ。
みちのほども御/大(だい)事(じ)にて
さふらふぞや。そのうへ御ちゝ
みやうぶどの。御ふた所(ところ)さまき
こしめしとく。わらはがしわざ
とのたまはん事。うたがひな
し。おぼしめしとまり候へ