翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

木幡きつね - 翻刻

木幡きつね - ページ 6

ページ: 6

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つくしの中しやうどのや。わ れにんけんとむまれなは。 かゝる人にこそあひなるへ きに。いかなるかいぎやうによ りて。かやうの身とは生(むま)れ けるぞや。あさましさよと おもひけるが。よし〳〵ひと まづにんけんのかたちと ばけ。一(いつ)たんのちきりをも。む すひさふらはではとおぼし めし。めのとのせうなごんを ちかづけて。いかにきゝ給へ。 われおもふしさいあり。いざや みやこにのぼりさふらふべし。 さりながら。此すがたにて上(のほ) りなば。人めもいかゞさふら はん。十二ひとへはかまきせて たべ。めのと此よしをきゝ。いま 程(ほど)みやこには。たかいぬなどゝ 申て。家(いゑ)〳〵ごとに多(おほ)ければ。 みちのほども御/大(だい)事(じ)にて さふらふぞや。そのうへ御ちゝ みやうぶどの。御ふた所(ところ)さまき こしめしとく。わらはがしわざ とのたまはん事。うたがひな し。おぼしめしとまり候へ