翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

木幡きつね - 翻刻

木幡きつね - ページ 8

ページ: 8

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さるほどに中しやうどのは。 此ひめぎみを御らんじて。 夢(ゆめ)かうつゝかおぼつかなしと 御らんじけるに。そのかたち云(いふ) はかりなく。まことにげんそ うくはうていの。やうきひ。 かんのぶていの世なりせば。 りふじんかともおもふべし。 さてわがてうには。小(を)野(の)の よしざねがむすめ。をのゝ小 まちなとゝいふとも。是(これ)程(ほと) にありつらん。いかさまい つくの人にてもあれ。能(よき) たよりぞとおぼしめし。 めのとゝおぼしき女(によう)ばう に。かれは   いづくより     いづかたへ   とをらせ     給ふ人やらんと    御たづね       させ        たまふ