東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之3 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之3 - ページ 36

ページ: 36

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【右丁】 三田(みた)  春日明神(かすかみやうしん)社 【図】 【枠内】本社 【枠内】神楽殿 【枠内】地蔵 【左丁】 春日明神社(かすかみやうしんのやしろ) 三田(みた)一丁目にあり別當(へつたう)を三笠山(さんりつさん)神宮寺(しんくうし)と号(かう)  す和州(わしう)三笠山(さむりふさん)春日(かすか)四/所(しよ)の御神(おほんかみ)を鎮座(ちんさ)なし奉(たてまつ)るとそ  三田(みた)の産土(うふすな)神にして例祭(れいさい)は毎年(まいねん)九月九日に修行(しゆきやう)す傳(つた)へ  云/當社(たうしや)は村上天皇(むらかみてんわうの)天徳年間(てんとくねんかん)武蔵國司(むさしのこくし)藤原正房(ふちはらのまさふさ)任國(にんこく)  の頃(ころ)藤原氏(ふちはらうち)の宗廟(そうひやう)たる故(ゆゑ)に此(この)御神(おほんかみ)を此地(このち)に勧請(くわんしやう)せし  むるとなり其(その)後(のち)文明(ふんめい)の頃(ころ)法印(はふいん)慶賢(けいけん)中興(ちゆうこう)す本地佛(ほんちふつ)は  十一/面観世音(めんくわんせおん)にして弘法大師(こうはふたいし)の彫造(てうさう)なりといふ慶賢(けいけん)瑞(すゐ)  夢(む)によりて感得(かんとく)の霊佛(れいふつ)なりといひ傳(つた)ふ 月波楼(けつはろう) 同所(とうしよ)松平主殿侯(まつたひらとのもこう)別荘(へつさう)の看楼(ものみ)の号(かう)なり此地(このち)の  眺望(てうはう)實(しつ)に洞庭(とうてい)の風景(ふうけい)を縮(ちゝめ)たるか如(こと)く岳陽(かくやう)の大観(たいくわん)を摸(うつす)に  似(に)たり依(よつ)て城南(しやうなん)の勝地(しようち)とす羅山先生(らさんせんせい)の東明集(とうめいしふ)に詳(つまひらか)也 三田八幡宮(みたはちまんくう) 芝田町(しはたまち)七丁目にあり三田(みた)の惣鎮守(さうちんしゆ)にして祭(まつ)る所(ところ)  山城(やましろ)男山八幡宮(をとこやまはちまんくう)と同くして 後一条帝(こいちてうていの)寛仁年間(くわんにんねんかん)草創(さう〳〵)