Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 38

ページ: 38

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のゝね【音】たにおりから【物事を引き立てるのにふさわしい場合】こそはまさる物なるをはる 〳〵とものゝとゝこほりなき【さえぎる物のない】海つらなるにな か〳〵春秋の花もみちのさかりなるよりは たゝそこはかとなう【どうということもなく】しけれるかけて【左に「ヒ」と傍記】ともなまめ かしきに【風流で】くひな【注】のうちたゝきたるはかと【門】さし てとあはれにおほゆねもいとになういつること ともをいとなつかしうひきならしたるも御 こゝろとまりてこれは女のなつかしきさまに てしとけなう【無造作に】ひきたるこそをかしけれとお ほかたに【普通に】のたまふを入道はあひなく【何となく】うち 【注 水辺にすむ小鳥の名。初夏の頃、盛んに鳴き、その声が戸を叩く音に似ているので「鳴く」といわず「たたく」という。】