Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 40

ページ: 40

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て涙おとすへかめり【涙を落としそうな様子に見える】君ことをことゝも【(私の)琴を琴とも】きゝ給ま しかりける【きっとお聞きにならないだろう】あたり【方】にねたき【憎らしい】わさかなとて をしやり給にあやしうむかしよりさうは女 なんひきとる物なりける さか(嵯峨イ)の【帝から】御つたへにて 女五宮さる世中の上手に物し給けるを その御すちにてとりたてゝつたふる人なし すへてたゝいま世に名をとれる人〳〵かき なて【搔き撫で:通りいっぺん】の心やりはかりにのみあるをこゝにかう ひきこめ【弾き籠め:琴を弾く手腕を内に隠して、世に知られないままにしておき】給へりけるいとけう【興】ありける事 かないかてかは【どうかして】きくへき【聞きたい】とのたまふきこしめ