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りにこそはとあはれになんなとかはかくさたかに
おもひしり給ひけることをいまゝてはつけ【告げ】たまは
さりつらん宮こ【都】はなれし時よりよのつね【世間並】な
きもあちきなうおこなひ【勤行】よりほかの事なくて
月日をふるに心もみなくつをれにけりかゝる人
ものし給【いらっしゃる】とはほのきゝなからいたつら人【役や地位を離れて無為な人】をはゆゝし
きもの【忌むべき人】にこそおもひすて給らめとおもひく ら(し)【左に「ヒ」と傍記】【思い屈し=「オモヒクッシ」の促音を表記しなかった形。気を落とす】
つるをさらはみちひき給ふへきにこそあなれ【あるようだ】心
ほそきひとりねのなくさめにもなとのたまふ
をかきりなくうれしとおもへり