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さうしのうちにいりていかてかためけるにかとい
とつよきをしゐてもをしたち【相手を無視して無理に我意をはる】給はぬさま
なりされとさのみも【そんなことばかりも】いかてかあらむ人さま【身の様子】いと
あて【上品】にそひ ら(え)【左に「ヒ」と傍記】【繊(そび)えて=しなやかでなまめかしいさま】て心はつかしきけはひ【こちらが恥ずかしく思う様子】したる
かうあなかち【強引】なりけるちきりをおほすにもあ
さからすあはれなり御心さしのちかまさり【注】す
るなるへしつねはいとはしき【嫌だと感じる】夜のなかさもと
くあけぬる心ちすれは人にしられしとおほす
も心あはたゝしうてこまかにかたらひをき
ていて給ぬ御ふみいとしのひてそ けふ(けふ)は
【注 遠くで見るより近くで見た方がすぐれて見えること】