Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 79

ページ: 79

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   かきつめてあまのたくものおもひにも いまはかひなきうらみたにせしあわれにうちな きてこと【言す】すくなゝるものからさるへきふしの御い らへなとあさからすきこゆ【申し上げた】このつねにゆかしかり 給ものゝね【琴の音】なとさらにきかせたてまつらさり つるをいみしううらみ給さらはかたみにもしのふ はかりのひと ゝと(こと)【「ゝ」・「と」の左に「ヒ」と傍記】をたにとのたまひて京よ りもておはしたりしきんの御こと【琴の御琴 注】とりにつか はして心ことなる【特別な感じの】しらへをほのかにかきならし 給へるふかき夜のすめるはたとへんかたなし 【注 「琴の琴(きんのこと)」=奈良朝から平安初期に使われた楽器。面に桐、胴に梓(あずさ)を使い、長さ三尺六寸。黒漆塗り七絃。柱(ぢ)が無く、左手でおさえ右手で弾く。奏法が複雑で弾きにくかった。】