Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 85

ページ: 85

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日かすへたてん中のころもを【(再会までの)日数を隔てる中の衣だから】とて心さしあるを とてたてまつりかふ【替ふ】御身になれたるとも をつかはすけにいまひとへ【さらにいっそう】しのはれたまふへき ことをそふる【添ふる】かたみなの【左に「ヒ」と傍記】めりえならぬ【並々でなくすぐれた】御そ【衣】にに ほひうつりたるをいかゝ人の心にもしめさらん【染めざらん=染まらぬことがあろうか】入 道いまはと世をはなれ侍にし身なれともけふ の御をくりにつかうまつ こ(ら)ぬ事【お供できないとは】なと申てか ひをつくる【貝を作る=泣き顔をする】もいとをし【気の毒】なからわかき人はわらひぬへし    よ【世】をうみ【倦み=嫌になる】にこゝら【これ程おおく】しほしむ【(海辺の生活で)潮気が浸み込む】身となりて なをこのきしをえこそはなれね【離れられません】心のやみは【注】 【注 「人の親の心は闇にあらねども子を思う道にまどいぬるかな」(後撰雑一 藤原兼輔)の歌を踏まえている】