翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻58-60 - 翻刻

本草図譜. 巻58-60 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

一種  楠木氏の  図 てんくたけ  菌史に載る図同書に  面大に脚(あし)長(なか)く底別す  ■【襽ヵ𫌙ヵ】を生し或は蜂窠眼(ほうくはかん)  を作(な)し或は細鍼穿孔を  作し純白の者あり白くし  て灰色を帯ふる者あり  灰黒にして白き点紋(てんもん)あり【るヵ】#1  ものあり底黄色を帯る  者ありこれを砕(くたけ)は臭気(しうき)あ  り七八月/好(このん)て古墓の間に  生す其毒尤も劇(はなはた)し誤(あやまつ)て  これを食(くら)へは人を殺すと云り

現代語訳

一種  楠木氏の  図 てんぐたけ  菌史に載せられた図。同書には  傘が大きく柄が長く、底部が別れて  襞を生じ、あるいは蜂の巣のような眼状の模様  を作り、あるいは細い針で刺したような穴  を作す。純白のものがあり、白くて  灰色を帯びるものがあり、  灰黒色で白い点紋がある  ものがあり、底部が黄色を帯びる  ものがある。これを砕くと臭気があ  り、七八月頃、好んで古い墓の間に  生える。その毒は最も激しく、誤って  これを食べれば人を殺すと言われている。