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しからす候往来之貴賤如何ニも麁服ニ而矢
張御地同様ニ小倉の袴ふと織紬類おゝく婦
女子とも天鵞絨之帯しめ候ものあまり見当
り不申其外諸品極々高直ニ而極上々樽ぬき
大柿珍ほとニハ候へとも須田町果もの問屋
前ニ而壱ツ七十弐文金弐朱文ニ十抔と申候
夫ても用候ものあると見へ申候其外略
《割書:廿九日 |四十四度》 朝より快晴夜ニ入くもり
吉原仮宅も根津本所え相済花川戸山の宿聖
天町抔之通りを除ケ横町え出来候よし是ハ
夷人之横行ヲ恐れ候より右様奉行所ゟ利解
ニ相成との趣当時霜枯如何ニも不景気嵯峨
之釈迦両三日已前ゟ伝通院え引移開扉相初
申候よし
府中辺他領都而酒造半減ニ相成候よし新玄
米四斗六七升いたし居候所中妻辺ゟ都而五
斗一ニ升ニ成ル
当年ハ田作ハ下野辺ゟ真壁笠間辺七分位之
作ニ候へとも直段ハ何方も高直