← 前のページ
ページ 1 / 1
次のページ →
翻刻
(乕)【○囲み】 (《割書:日本橋|通二丁目》丸屋鉃次郎板元)
新撰東海道五十三駅電信明細双録
【右下振り出しより反時計回りに中央の上りまで】
【駅間の柱内の文字、駅名、当該駅図中の文字の順に記載】
応需 広重図
《割書:京|都|府》ふり出し
《割書:御|所》博覧会
【図中の看板】■■
草津へ三□□六丁【三り(里)】
大津
三井寺
山ゟ
石部へ三り
草津
琵琶湖
水口へ三り半
石部
□の里【目川?】
土山へ二り半廿丁
水口
岩根山の景
坂の下へ二り半
土山 泊
関へ一り半六丁
坂の下
亀山へ一り半
関
参宮達多分
せう野へ二里
亀山
石やくしへ廿七丁
庄野 泊【庄と野の間に丸に泊】
四日市へ二り半九丁
石薬師
高富山
くわ名へ三り八丁
四日市
那古のうら
みやへ海上七里
桑名
愛知県 鳴海へ一り半十二丁
宮
道中あやまれ候につきけんやうにてぎんみのうへ一トまはり▲
▲止し■申つける
ちりうへ二り半十二丁
鳴海
岡ざきへ 《割書:三り十二丁|二十九間》
池鯉鮒 泊
□楊村
古跡
ふぢ川へ一り半七丁
岡崎
矢はぎ川
あか坂へ二り半九丁
藤川
山中の里
御油へ十六丁
赤坂
■
泊
休
泊
豊はしへ一り半四丁
御油 泊【御と油の間に丸に泊】
二川へ一り二十丁
豊橋
白すかへ二り四丁
二川
観音山上
荒井へ一り廿四丁
白須賀
■見さか
舞坂へ海上一り
荒井
遠湖
堀江の
景
浜松へ一り卅丁
舞坂
□□□□
見附へ四り七丁
浜松県 泊【松の上に丸に泊】
ざざんざの松
袋井へ一り半
見附
天竜川
掛川へ二り十六丁
袋井
この所へくれば
でんしんへたこを
かけてばつきんを
とられる
日坂へ一り廿九丁
掛川 泊【掛と川の間に丸に泊】
金谷へ一り廿四丁
日坂
むけん山
さよの中山
島田へ一里
金谷
藤枝へ二り八丁
島田
岡部へ一り廿五丁
藤枝
■
まりこ 二里
岡部
□くの山
静岡へ一り半
鞠子
名物
とろゝ汁
江尻へ二り廿九丁
静岡県
この
所
けん
より
ごほうび
一つ
もらふ
こと
おきつへ一り二丁
江尻
三保の
松原
由井へ二り十九丁
奥津
田子の浦
かん原へ一里
由井
吉原 二り丗丁
蒲原
岩■より
不二川
原へ三り六丁
吉原
不二の沼
沼津へ一り半
原
三しまへ一り半
沼津
雪晴
箱根へ三り廿八丁
三島
小田原へ四り八丁
箱根
【図中の柱】伊豆相模 両国境
足柄県 大磯へ 四り
小田原
でんしんの
きそくを
おかし■■■■くわし
過料申
つける
足柄県
平つかへ廿七丁
大磯
鴫立□【江ヵ】
藤沢へ 二り半
平塚
戸塚へ一り丗一丁
藤沢
【図中の柱】江の島■
程ヶやへ二り九丁
戸塚
かな川へ一り九丁
程ヶ谷
川崎へ二り半
神奈川県
品川へ二り半
川崎
ステェーシヨン
新ばしへ一り廿丁
品川
此所にて一つふつて
上ればむちんせんにて
てつだうへのり上り候
につき過料として
くわし一つふそくに
うけとること
東京上り
一つあまれば品川へかへる
二つあまれば川さきへかへる
三つあまれば神奈川へかへる
四つあまれば程ヶ谷へかへる
五つあまれば戸つかへかへる