翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(画挿)養生はなし 2巻 - 翻刻

(画挿)養生はなし 2巻 - ページ 65

ページ: 65

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【右丁】 ○山(やま)かけの冬(ふゆ)の氷(こほり)のけふなめて齢(よは)ひなかろふためしとそする ○岩陰(いはかけ)や松(まつ)ゕ崎(さき)との氷室(ひむろ)山いつれひさしきためしなるらん   ○土用餅(とようもち)  小豆(あつき) 蒜(にんにく)《割書:ひともし》    土用入に餅(もち)并に小豆(あつき)蒜(ひともし)を喰ふ事 夏日(かじつ)は温熱(おんねつ)の    盛(さかん)なるゆゑ虫(むし)多(おほく)く生(しやう)ず故(ゆへ)に是(これ)を防(のそ)かん為(ため)に是を    服(ふく)して病難(ひやうなん)を除(のそ)くといふ ○土用(とよう)もち小豆(あつき)ひともし服(ふく)すれば服中(ふくちう)に虫生せさりけり  七月 《割書:夷則 凉月 文月 凉月 孟秋》   ○七夕(たなはた) 星合(ほしあひ) 星祭(ほしまつり) ○たなはたのあかぬ別(わかれ)の涙(なみだ)にや花(はな)のかつらも露(つゆ)けかるらん 【左丁】  八月 《割書:南呂 葉月 壮月 仲秋 月見月》   たのむの祝 五穀(ごこく)の出来(てき)る秋(あき)なればかくいふ也   白(しろ)かたびら   名月(めいけつ) ○水のおもにてる月なみをかそふればこよひそ秋(あき)のもなかなりける  九月 《割書:無射 長月 菊月 寐覚月 季秋》   朔日 今日同八日 袷(あわせ)を着(ちやく)す   ○同九日 今日 小袖(こそて)を着す   ○菊酒(きくのさけ)     此日を重陽(ちやうやう)といふは九(く)は極陽(こくやう)の数(かす)九々 重(かさな)るゆゑ也