翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(画挿)養生はなし 2巻 - 翻刻

(画挿)養生はなし 2巻 - ページ 73

ページ: 73

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【右丁】 寒国(かんこく)の差別(さへつ)ありて寿命(しゆめう)の長短(ちやうたん)もあれとも一ッは手当(てあて)の 仕方(しかた)によりて貯方(たくわいかた)違(ちが)ふなり既(すて)に八丈島(はちしやうしま)琉球(りうきう)薩摩(さつま)紀伊国(きのくに) 抔(なと)蕙蘭(けいらん)蘇鉄(そてつ)等(とう)の地植(ぢうへ)生茂(しやうも)し茄子(なすび)の木(き)抔(なと)翌年(よくねん)又(また)実(み)を結(むす) ひ蕃椒(とうからし)なと二三年も生育(せいいく)して七八尺になる所(ところ)もあり是(これ) 等(ら)の事(こと)を考(かんが)へ合(あわ)すれば土地(とち)の寒暖(かんだん)により又は養方(やしなひかた)も有(ある)なり とかく養生は男女(なんによ)強弱(きやうじやく)によらず強(つよ)き人(ひと)はつよきやうに厭(いと)ひ 弱(よわ)き人(ひと)はよわきやうに厭(いと)ひて天地(てんち)の気候(きかう)にさからぬやうにする が肝要(かんよう)なり草木(さうもく)も性強(せいつよき)ものは折(をれ)やすし柳(やなき)の枝(えた)に雪折(ゆきをれ)は なしといふも養生にちかし 《割書:画|挿》養生(やうじやう)はなし下終 【左丁】      須原屋茂兵衛      和泉屋市兵衛 東京   和泉屋吉兵衛      鴈金屋清 吉      鴈金屋仙 蔵      山城屋佐兵衛 書林   山城屋源 吉      丸 屋善 七      高 橋松之助