翻刻
【墨で手書きしたものか】
照?子■題?梨?
寛政十三酉年
こはめつらしい見世物語
【左ページ】
唐土(もろこし)訓蒙図彙(きんもうづい)曰狗国(いはくゝこく) ̄ト云(いふ)は男はみな狗(いぬ)にて
身(み)に毛(け)をひ衣(ころも)をきすものいひ犬(いぬ)のごとし女はみな人
にて能(よく)漢語(からことは)をなすと云々いづくもおなじいろのみち
かゝるいこくといへどもじやうにかわることなくのうてんに
ちのけのおゝいむすこ犬とはこ入の
むすめとぬれやいしすへがつまらなく
なり心中とでかけついにさしちがへて
はてけるが両人のむなもと
より二つのたましゐぬけ
いで大日本のかたをさして
とびゆきける
うつておけわん 〳〵きゃん〳〵
わきやきゃ ん〳〵いはふて
さんとわきゃんのきゃん
これでも きゝわけたら
さぞ いやらしい
ことば
なる
べし
〽もしへ日本てはこふいふ
ときにはぶんごふしと
やらでみしら
せるげにこさ
んす
ハア〳〵