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こゝに又さがみ
入道高時のころ
かとよ相州(さうしう)かま
くらの北にあ
たつて
先時村(せんじむら)と
いふありこの所に
なたかきちやかまばゞあアと
いふものありしがいつのころ
より犬神のようじゆつを
おほへて【覚えて】ゆきゝのりよじんを
じゆつをもつて
人げんをたばかり
犬となしさかみ
入道そのころ犬を
このみあつめ給ひし
ゆへこれをうりしろ【売り代】
なしておをくのきん
〳〵をもふけいよ
〳〵
がうよく
やまざり けり
それにんげんを
犬になすじゆつ
といつぱふゆの【術といつぱ=術と言えば】
うちにおほく
のぼたもちを
こしらへおいて
これをくわせると
たち□ち犬と【たちまち犬と】
なるかるが
ゆへになつの
ぼたもちは
犬もくはぬと
いひつたへ
たり
【餅を食う人たちの台詞】
ふもちを
くつては
めくりうちに
す■■■
いやかられる
きに
いつたら
たんと
まいれ