翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

花芳野犬斑 / 山東京伝作 - 翻刻

花芳野犬斑 / 山東京伝作 - ページ 3

ページ: 3

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こゝに又さがみ 入道高時のころ かとよ相州(さうしう)かま くらの北にあ たつて 先時村(せんじむら)と いふありこの所に なたかきちやかまばゞあアと いふものありしがいつのころ より犬神のようじゆつを おほへて【覚えて】ゆきゝのりよじんを じゆつをもつて 人げんをたばかり 犬となしさかみ 入道そのころ犬を このみあつめ給ひし ゆへこれをうりしろ【売り代】 なしておをくのきん 〳〵をもふけいよ       〳〵 がうよく   やまざり けり それにんげんを 犬になすじゆつ といつぱふゆの【術といつぱ=術と言えば】 うちにおほく のぼたもちを こしらへおいて これをくわせると たち□ち犬と【たちまち犬と】 なるかるが ゆへになつの ぼたもちは 犬もくはぬと いひつたへ    たり 【餅を食う人たちの台詞】 ふもちを    くつては めくりうちに     す■■■   いやかられる きに  いつたら たんと  まいれ