翻刻
せんねん一つ ながやの佐次兵衛
四こくをめぐ つてさるとなりしも
まんざらの うそにては
あるべからす 八郎兵衛は
一 ̄ト口くらひしよりこゝち
れいならねば夜(よ)に
げ
に
してうちへかへ
り
けるが道にて犬
となりけれども
じぶんはやつはり
ありきたりの色
おとこのきどりゆへ
はやくかへりしを
女ぼうにおんにきせ
ちやをくめのかたをもめ
のとねつをふく【熱をふく=言いたい放題のことを言う】
おつまはていしゆのかほ
犬となりしゆへびつくり
せしかしさいあらんと
さあらぬていにしてきん
じよのひとにも
【左ページへ】
くちどめして
ばんじにんげんの
とりあつかい
しける
こそ
やさしけれ
【女房の台詞】
をや
〳〵〳〵
〳〵
【八郎兵衛の台詞】
びつくりするはづた
なんとはやくかへる
ものだらううれ
しいか〳〵とやき【ゆき?】
すぎる