翻刻
【右丁】
【上段】
【清家の点を施す公家の図】
清家點(せいかのてん)
清家の秘点とは
日本の有職は
堂上にありて
堂上の点は地下
よみてんとのちかい
秘したるよみ
あり地かは
これをしらす
【下段】
の がく ひびに あらたなり よ むしろ せん これを や はくかの
之学日々新予寧為之哉博雅
これ まなぶ にち じつ しん われ ねい ため の かな ひろく まさ
くんし こいねがわくは りう さつせん ことを
君子庶幾諒察焉
きみ こ そ き さとり みる いつくんぞ
じゆ しいか かう たいし けん さん はかせ をつぎの すくね これはる
従四位下行大史兼算博士小槻宿祢伊治
したかふ よつの くらい した おこなふ おゝ つかさ かね かそへ ひろき さふらい せう つけ やど もと い ち
當(たう)式目の類書(るいしよ)繁多(はんた)なりといへども日々に新(あらたにする)にするの
断(ことわり)は湯盤(たうはん)の銘文(めいもん)なればそれにたよりて粗(ほゞ)其(その)闕(けつ)
略(りやく)を補(をきない)出す物なりし寔(まことに)寸志を顕(あらたに)す穴賢(あなかしこ)
武江書林 大傳馬三町目鱗形屋
正徳三癸巳五月吉日 林鶴堂 山野孫兵衛新板