翻刻
右に坂有出口に坂有
野村のんこの茶屋
大こう寺なハ手【大岡寺畷】十八丁
舘大神宮左セき川
右にはぐろ【羽黒】山左に京ゟ
参宮道山田迠十四リ半
関 《割書:一|里|半》 《割書:百五十一文|九十一文|七十三文》
昔の鈴鹿の関の跡也
山坂多し○かぶと【加太】越
関火なは【縄】○筆すて山
新茶や藤のちや屋
くつかけ○すし○ところ
坂下 《割書:二|里|半》 《割書:二百九十文|百八十九文|百四十六文》
坂迠の内左にすヽか川
峠茶や▫田村大明神
ミよと?り坂勢州?の境
高はり山山中○あめ有
鮎有かに【蟹】が坂右とう?有
五世一本松田村川○弦?引
【左頁】
圡山 《割書:二里|半十|四丁》 《割書:百六十四文|百九文|七十九文》
田村川といふ名酒○松尾川
めんるひ○抑?久平名代也
あま酒○左■大明神社
そり【反】野○大野やき鳥有
布引山若王寺○左土手?
いな川し?有○岩かミ山
水口 《割書:三里|半|九丁》 《割書:百九十文|百二十二文|九十一文》
左に坂つヾら二里きセる【煙管】
右に大岡寺道天神八まん
天王○いつミなワ手○白ぎくと
いふ名酒よこた【横田】川○二本杉
桜川名酒なつミ【夏見】村○■太
石部 《割書:三|里》 《割書:百八十一文|百十八文|九十文》
よし彦よし姫明神有
六地蔵よ右に三上山見ゆ
梅木村和中さん【散】もぐ?さ
左に川つら【川辺】の池○目川に
茶めし○小女?良の社有
【下段】
【右頁】
座(ざ)をしめん群(むれ)たる
露(つゆ)茂(も)水口(みなくち)に濁(にごり)ぬ
す衛(ゑ)の石部(いしべ)かな
野邊(のべ)はひとりの
【左頁】
草津(くさつ)ワけ実(げに)も
まもりの大津(おほつ)とは
華(はな)のにしきの
九重(こヽのへ)にこゝろ