東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

東海道往来 - 翻刻

東海道往来 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

【上段横書にて】 金澤八景歌 【中段】   洲崎(すさきの)晴嵐(せいらん) にきはへるすさきの里の朝けふり はるゝ嵐にたてる市人   小泉(こいつみの)夜雨(よるのあめ) かちまくらとまもる雨に袖かけて なみたふる江のむかしをそ思ふ   称名(せうめうの)晩鐘(ばんりやう) はるけしな山の名におふかね沢の 霧よりもるゝ入あひのかね   野島(のじまの)夕照(せきしやう) 夕日さす野島の浦にほすあみの めならふ里もあまの家〻 【下段】   瀬戸(せとの)秋月(あきのつき) よるなみの瀬戸の秋風小夜更て 千里の沖にすめる月影   乙艫(おつともの)帰帆(きはん) 沖つ舟ほのかにみしもとるかちの をともの浦にかへる夕なみ   平潟(ひらかたの)【𭲧】落雁(らくがん) 跡とむる真砂にもしの数そへて しほの干潟に落る雁かね   内川(うちかわの)暮雪(ほせつ) 木かけなく松はうもれてくるゝとも いさ白雪のみなと江の空 【左頁】 【上段】 東海道名取 名物駄賃増 日本橋《割書:二|里》《割書:本 百二十六文|から 七十九文|人 六十一文》 橋より大木戸まて兩側 町名所名功すくなからす 大木戸より品川入口まて 高な八十八丁にしてかワ也 品川 《割書:二|里|半》 《割書:百四十七文|九十五文|七十三文》 右に海安【晏】寺もみち□【あ?】り 名物 海苔 芝さか□【な?】 鈴の森 大森 和中□□四軒 かまだ 麥わら細工品〻 六郷 舟わたしなら茶 川崎 《割書:二|里|半》 《割書:百四十七文|九十五文|七十三文》 左に大師河原の跡あり 【下段】 東海道(とうかいどう)往来(おうらい) 都(ミやこ)路は五十(いそじ)餘(あま)りに みつの宿(やど)時(とき)得(ゑ)て 咲(さく)や江戸のはな