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【右丁】
《割書: |作手》
一 大和田村慶雲寺 在菅沼主税墓
一 田口村 在菅沼半兵衛母塚
一 同村 在千本塚
一 津具村 在経塚
一 武節村 《割書:在後醍醐天皇王子之親義親王之廟真|弓山之麓今在于親王祠》
【左丁】
八橋《割書:当【當】国名所碧海郡八橋□【村カ】に旧蹟有|原野沢【澤】よみあは【「ひ」と書いた上から「は」と記載】せ》
あつまのかたへ友とする人ひとりふたりいさなひていきけり
三河国八はしといふ所にいたれりけるにその川のほとりに
杜若いとおもしろくさけりけるを見て木の陰におり
ゐてかきつはたといふ五もしを句のかしらにすへて旅の
心をよまんとてよめる 在原業平朝臣
《割書:古今》から衣きつゝなれにしつましあれははる〳〵きぬる旅お【ママ】しそ思ふ
《割書:後撰》打わたしなかき心は八橋の蜘手におもふことはたえせし よみ人不知
源のよしたねか三川の介にて侍りけるむすめのもとに母の
よみてつかはしける 源義雅母
《割書:拾遺》もろともにゆかぬ三河の八はしはわすれしとのみや思ひわたらん