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翻刻
春風とさかひを雪の柳かな 宗牧
ふりもつめ雪こそ□【磯ヵ】の草葉哉 同
宗長忌日
冬は梅心はとむるにほひかな 同
立跡を鴛鳴雪の友寝かな 同
さすか人のなくてわかれし旅寝にもなこりはさ/そな(星越にて)老のほ(こ)しこゑ
立かへり又もあはましほしこゑやかす〳〵あかぬ老の坂かな 同
富長菅沼織部入道にあふて
あはてたにかえるさいかに雪の友 同
わかれ 本宮の雪を見て
詠【ながめ】つゝわかれんかたもなかりけり汀の氷みねのしら雪 同
返し
立わかれゆくらんかたの峯の雪汀の氷思ひこそやれ 楠千代
鳳来寺坂中の吟
凩に岩吹とかる杉間かな 芭蕉庵桃青
麓【「梺」は「麓」の国字】の門谷に一宿
夜着一ついのり出して旅寝哉 同
夏の月御油より出て赤坂や 同
麦はえて能かくれ家や畠村 同
耕月館にて
京(京)にあきて此凩や冬住居 同
白雪処にて
其【「是」に見えるが、「其」とあるところ】匂ひ桃より白し水仙花 同