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コレクション: 愛知県豊橋市関連資料

三河国二葉松 - 翻刻

三河国二葉松 - ページ 132

ページ: 132

翻刻

   春風とさかひを雪の柳かな          宗牧    ふりもつめ雪こそ□【磯ヵ】の草葉哉         同      宗長忌日    冬は梅心はとむるにほひかな         同    立跡を鴛鳴雪の友寝かな           同 さすか人のなくてわかれし旅寝にもなこりはさ/そな(星越にて)老のほ(こ)しこゑ 立かへり又もあはましほしこゑやかす〳〵あかぬ老の坂かな 同      富長菅沼織部入道にあふて    あはてたにかえるさいかに雪の友       同      わかれ 本宮の雪を見て 詠【ながめ】つゝわかれんかたもなかりけり汀の氷みねのしら雪 同      返し 立わかれゆくらんかたの峯の雪汀の氷思ひこそやれ  楠千代      鳳来寺坂中の吟    凩に岩吹とかる杉間かな        芭蕉庵桃青      麓【「梺」は「麓」の国字】の門谷に一宿    夜着一ついのり出して旅寝哉         同    夏の月御油より出て赤坂や          同    麦はえて能かくれ家や畠村          同      耕月館にて    京(京)にあきて此凩や冬住居           同      白雪処にて    其【「是」に見えるが、「其」とあるところ】匂ひ桃より白し水仙花           同