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吹やふけ本野の原の玉柳嵐にみたるいともかしこし
ふか緑嵐も色になひく也本野のはらの青柳の原
宮路夕照 《割書:云赤坂駅後山|》
瓊楼射日黄金彩 却望平原宮地邉
露洒旌旗雲外出 風廻巌岫雨中伝
光霞半落天河水 瞑色全低月樹前
駅路西連東海景 夕陽開処有紅塵
えならすよ千枝の栬の紅は宮路の山の夕日さす頃
咲藤のしなへをなかみ夕附日さすや宮路の山は色そふ
渡津夜雨 《割書:云小坂井前芝邉|》
万項畳晴東海隈 凝萃秋気入楼台
江間波浪兼天湧 塞上風雲接地開
白馬津邉今夜雨 黄河曲裏日光催
遥臨淑景移小坂 屢対潚湘酌賞杯
終夜心もはれす降雨に世をしかすかの渡りいふせき
更ぬるか身はしかすかの夜の雨にいとかゝ【かくヵ】袖はぬれ渡る也
三明晩鐘 《割書:云今之三明寺|》