翻刻
【右丁】
ひよくのかたらひをなし給ふほとに
つりはりの事はゆめにもおほし
よらす御ちきりなりあるときわだ
つみしほつゝをのおきなにむかつて
のたまふやう日ほんこく御あるし
はしめてこのかいにくたり給ふ事
なをさりならぬさいはひなりしかるに
いかなる事をかおほしめしいてゝ
これまてはる〳〵御らいりんあり
けるそととひたまへはおきな申
されけるやうはこのみことのこのかみの
みことにこかねのつりはりをかり給ふ
をうをにとられ給ひしかあらけなく【荒々しく】
【左丁】
せめこはれ給ふによつてわたつみを
御たのみありてこれへみゆきにて
さふらふやとくはしくかたり
申されければわたつみおほき
におとろきさやうの事を
いまゝてもうけたまはりおよば
ぬこそふかくなれさらばじこく
をめくらさすかい中のぎよるい
ともをまねきよせせんさくして
つりはりをもとめてまいらせん
とてかい中にふれをめくらし
ければちよく【勅】におうじてまいる
うをともはなに〳〵そまづなみを