翻刻
すへきはこのふみにしくやはあらんしかもこのふみのこと
風をもゑかゝすして風のけはひいちしるくつゆをもあらは
には見せて枝のおもけなるさま花のさきこほれたるいろとり
くちきかき【朽木書き=焼筆で絵をかくこと】のすみをにほはせたるなとことそき【ことそぎ=簡略にする】たるものから
すへてたゝそのものと見ゆるにはかのもろこしふりなる十日と
いふになかれひとすちをうつしいつ五日といふにいしひとつを
ゑかきむつののりをそなへとをあまりふたつのいむ
ことをまもるともこのふみの右にいつへきことかたく
なんあるへきかくいへるは文化とゝせといふとしの
しはすこのふみのあるしのともなる平由豆流しるす