翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

安政大地震繪 - 翻刻

安政大地震繪 - ページ 3

ページ: 3

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雨(あめ)には  困(こま)り〼【ます(三枡紋)】 【右記の下側】 野(の)じゆく【野宿…雨に困り、も、外寝にもつながる】       《題:しばらくのそとね》          市中三疊            自作 東医(とうい) 南蛮骨(なんばんほね) 接外料(つぎぐわいりやう)日々(ひゞ)發(はつ) 行(かう)地震(ぢしん)出火(しゆつくわ)の その間(あいだ)にけが をなさゞ るもの あらん や 数(かず) 限(かぎ)り なき 仲(なか)の 丁先(ちやうまづ) 吉原(よしはら)が 随市川(ずいいちかは)つぶ れし家(いへ)の荒(あら) 事(ごと)に忽火事(たちまちくはじ)に 大太刀(おほだち)は強(つよ)くあたりし 地(ぢ)しんの筋隈(すぢぐま)日本堤(にほんづゝみ)の われさきと転(ころ)びつ起(おき)つかけ ゑぼしきやつ〳〵と騒(さは)ぐ猿若(さるわか)町 芝居(しばゐ)の焼(やけ)も去年(こぞ)と二度(にど)重(かさ)ね鶴菱(つるびし) 又(また)灰(はい)を柿(かき)の素抱(すほう)は何(いづ)れも様(さま)なんと 早(はや)ひじや厶【御座】りませぬか実(じつ)に今度(こんど)の大(たい) 変(へん)は噓(うそ)じや厶らぬ本所深川咄(ほんじやうふかかははなし)は築地(つきぢ)芝(しば) 山(やま)の手(て)丸(まる)の内(うち)から小川町(をがはまち)見渡(みわた)す焼場(やけば)の赤(あか)ッつら 太刀(たち)下(した)ならぬ梁下(はりした)に再(ふたゝ)び鋪(しか)れぬ其為(そのため)に罷(まか)り出(いで)たる某(それがし)□【ハ(は)か】〇 【右下側から】 〇/鹿島太神宮(かしまだいじんぐう)の 御内(みうち)にて磐石(ばんじやく) 太郎/礎(いしずへ)けふ 手始(てはじ)めに 鯰(なまづ)をば 要石(かなめいし)に て押(おさ)へし上は 五重(ごぢう)の 塔(とう)の九(く) 輪(りん)はお ろか一厘(いちりん)◎ 【左下側から】 ◎ たり共 動(うご)かさ ぬ誰(たれ) だと思(おもふ) アヽつがも 内證(ないしょ)の 立退(たちのき)藝(げい) 者(しや)の燗酒(かんざけ) 焼(やけ)たつぶれ た其中(そのなか)で 色(いろ)の世(せ)かいの繋(はん) 昌(じやう)は動(うご)かぬ御代(みよ)の 御恵(おんめぐみ)ありが太鼓(たいこ)に鉦(かね) の音(をと)絶(たへ)ぬ二日の大せが きホゝつらなつて坊主(ぼうず)