翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

安政大地震繪 - 翻刻

安政大地震繪 - ページ 32

ページ: 32

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【上方左へ】 かしまさま くに〴〵の地しんどもの見せしめに まづ江戸のぢしんめを  てひどく打ち   のめししよにんの  あだをてきめんに   とるかよか       ろう 神 「ハイ〳〵かしこまり ましたこのあたまに さしたるかなめ石を  さん〴〵にうちこみ   そのうへでせびらきに  してなまづの大かばやきを  こしらへしよにんへ   ほどこし      ませう 江戸 「アヽいたや〳〵   このうへの おねがいには  いのちはかりを おたすけくだされ  そのかはりには いまよりして  なまずの けんくわや  じやりの うへゝでます   ことは  いたしません くわん八しう 「わたくしは  どのくにゝも   あしをとめませぬ  くわんとうすぢをのたくり   あるきましたが    これからはきつと     つゝしみます 【下方 右側】 しんしう 「わたくしのつみをゆるして   くださるならば信しうも  かまどもなつち【なづち】も       いらねへ 小田はら 「どうぞとがのせんぎは   をだはらになればいゝが ゑちご 「わたくしはゑつちりゑちごの   ぢしんゆへかくべゑのやうに    さかさになつておわびを        まうします 甲しう 「わたくしはかうしうの   うまれゆへ  ぶどうのやうな   ひやあせを  ながしておそれ    いります 大さか 「大坂をゆり   いだしてならの  はたごや   みわのちや屋  まですこしは  いたませましたること   いつわり    なく   まうしあげ     ます