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云けれは是をきゝてましてかくやひめ聞へく
もあらす国王の仰事をそむかははやころし
給てよかしと云此内侍帰り参て此由をそうす
御門きこしめしておほくの人ころしてける心
そかしとのたまひてやみにけれと猶おほしお
はしましてこの女のたはかりにやまけんとお
ほして仰給ふ汝か持て侍るかくやひめ奉れ
かほかたちよしときこしめて御つかひたひ
しかとかひなく見えす成にけりかくたひ〳〵
しくやはならはすへきと仰らるゝおきな畏て
御返事申やう此めのわらははたへて宮仕
つかうまつるへくもあらす侍をもてわつらひ
侍さり共罷ておほせ給はんとそうす是を聞召
て仰給ふなとかおきなのおほしたてたらん物
を心にまかせさらむ此女もし奉りたるゝも
のならはおきなにかうふりをなとかたはせさ
らんおきなよろこひて家に帰てかくやひめに
かたらふやうかくなん御門の仰給へるなをや
はつかうまつりたまはぬといへはかくやひめこ
たへて云もはらさやうのみやつかへつかうま
つらしとおもふをしゐてつかうまつらせたま
はゝきえうせなんすみつかさかうふり仕てし