東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 36

ページ: 36

翻刻

云けれは是をきゝてましてかくやひめ聞へく もあらす国王の仰事をそむかははやころし 給てよかしと云此内侍帰り参て此由をそうす 御門きこしめしておほくの人ころしてける心 そかしとのたまひてやみにけれと猶おほしお はしましてこの女のたはかりにやまけんとお ほして仰給ふ汝か持て侍るかくやひめ奉れ かほかたちよしときこしめて御つかひたひ しかとかひなく見えす成にけりかくたひ〳〵 しくやはならはすへきと仰らるゝおきな畏て 御返事申やう此めのわらははたへて宮仕 つかうまつるへくもあらす侍をもてわつらひ 侍さり共罷ておほせ給はんとそうす是を聞召 て仰給ふなとかおきなのおほしたてたらん物 を心にまかせさらむ此女もし奉りたるゝも のならはおきなにかうふりをなとかたはせさ らんおきなよろこひて家に帰てかくやひめに かたらふやうかくなん御門の仰給へるなをや はつかうまつりたまはぬといへはかくやひめこ たへて云もはらさやうのみやつかへつかうま つらしとおもふをしゐてつかうまつらせたま はゝきえうせなんすみつかさかうふり仕てし