東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

するといひてもろともにいみしうなくつかは るゝ人も年頃ならひて立わかれなん事を心 はへなとあてやかにうつくしかりつることをみ ならひてこひしからん事のたへかたくゆ水のま れす同し心になけかしかりけりこの事を御 門きこしめして竹取か家に御使つかはさせ給ふ 御使に竹取出あひてなく事限なし此事をな けくにひけもしろくこしもかゝまり目もたゝ れにけりおきな今年は五十はかりなりけれ とも物思ひにはかたときになん老になりにけ りとみゆつかひおほせ事とておきなに云 いと心くるしく物思ふ成は誠にかと仰たまふ 竹取なく〳〵申此十五日になん月の都より かくや姫のむかへにまうてくなるたうとくとは せ給ふ此十五日には人々給はりて月の都の人 まうてこはとらへさせんと申御使帰り参りて おきなの有様申てそうしつる事共申を聞 召ての給ふ一目見給ひし御心にたに忘れ給 はぬに明暮見なれたるかくやひめをやりてい かゝ思ふへきかの十五日つかさ〳〵におほせて ちよくし少将高野のおほくにと云人をさして 六ゑのつかさ合て二千人の人を竹取か家に