翻刻
けてやしなはすうつくしき事かきりなし
いとおさなけれははこに入てやしなふ竹とり
のおきな竹とるに此子を見つけてのちにたけ
取にふしをへたてゝよことにこかねある竹をみ
つくる事かさなりぬかくておくなやう〳〵
ゆたかになりゆく此ちこやしなふほとにすく
〳〵とおほきになりまさる三月はかりになる
程によきほとなる人になりぬれはかみあけな
とさうしてかみあけさせきちやうの内よりも
出さすいつきかしつきやしなふ程に此ちこの
かたかたちのけそうなる事世になく屋の内は
くらきところなくひかりみちたりおきなこゝ
ちあしくくるしき時も此子をみれはくるし
き事もやみぬはらたゝしき事もなくなく
さみけりおきなたけをとる事ひさしくなり
さかへにけり此子いとおほきに成ぬれは名を
みむろといんへのあきたをよひてつけさすあ
きたなよ竹のかくやひめと付侍る此程三日う
ちあけあそふよろつのあそひをそしけるお
とこはうけきらはすよひつとへていとかしこ
くあそふ世界のをのこあてなるもいやしき
もいりてこのかくやひめをえてしかな見てし