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コレクション: 小倉百人一首

七十番 良暹法師 - 翻刻

七十番 良暹法師 - ページ 1

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【右丁】   良暹法師(りやうぜんほうし) さびしさに   宿(やど)をたち いで【て脱カ】ながむ  れは いづくも  おなじ 秋(あき)【秌】のゆふくれ 【左丁】     七十番 此こゝろは大かたあきらかなり猶いづく もおなじといふに心あるべしわがやどの あまりにさびしくたへかだ【ママ】きと思ひわびて いづくへもゆきてなぐさまばやとたちいでゝ うちなかむればいづかたも又わが心の外なる 事はあらじさびし さもほかにはなく我 こゝろのうちにこそ はあるべけれとうち あんじたるこゝろ       なり 【画面右下】 香蝶楼【樓】  豊国【國】画