デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 越葵文庫

家譜 一 秀康公 従天正二年到慶長十二年 - 翻刻

家譜 一 秀康公 従天正二年到慶長十二年 - ページ 21

ページ: 21

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【右丁】        事なく君は臣を疑はす臣は忠義を忘れ        さるやうに礼を正ふし大臣に対し礼を        守り土民には仁を以て是を恵み又旧臣に        政務を任する時は主の威さかり其好む所を        抑へるは器量なくてはならす其所に心を付        人の善悪を知るへし今度随従し行く        近臣と結城代々の近臣と隔なく遣ひ寵臣        とて人を隔つる事勿れ士民は皆同し人也        分る事あるへからす仁道を以賞罰を 【左丁】        明かにするは士民を率るの大綱なり仁道を        悪しとしては武家の正道を失ふ仁道は        武の本体也其業は賞罰なり賞は有功を        挙け罰は有罪を懲す是仁の根原也と        覚ゆへし有功に数種あり忠勤の功才        芸の功軍の功人毎にこれなきは稀也其功        を能知るは我の正しきより是を知る其        功を大小となく空くせさる処は賞の信也        親族寵臣貴賤となく其罪を赦さゝるは