デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 越葵文庫

家譜 一 秀康公 従天正二年到慶長十二年 - 翻刻

家譜 一 秀康公 従天正二年到慶長十二年 - ページ 23

ページ: 23

翻刻

【右丁】        対する如き心を実にして毎月怠る事有        へからす此は我家の定法也三たひ吾身を        省みるの聖語此中にある也家臣目代の        談話は近臣を退くるなれとも人先つ        其事をしる類は武道に疎漏なる家に        あり事は漏るゝを以て破れ謀は密を以て        成るといふ然るに奸佞の臣は闇君幼主を        誑らかし家臣目代の詞を証として推て        沙汰に及事多し近臣等目代家臣の 【左丁】        密事を探り知る輩は佞奸也と思ふへし        密事の漏る事は近臣の悪心の者有と        知るへし闇君幼主の行跡の非或は密事        を語り玉ふを諫るは忠臣也常に心に        応する事をなし君の心に協はんと思ふ        者は不忠と思ふへし都而主には物を云ひ        難き者なるに此所は君臣共に能思ひ        覚ゆへし近臣は殊に旧臣に和し勤切        忠臣の人をみるへし汝等も家中の鏡と