翻刻
【頭書・右丁】
過(すぎ)て前髪(まへがみ)をとり稚(をさな)
名(な)をあらたむ女はかほ
なほしとて眉(まゆ)を取 鉄醤(かね)【漿】
を付る大かたは縁組(えんぐみ)さだ
まりて歯をそむるなり
○婚礼(こんれい)は殊(こと)に大事の
祝(いわひ)にてかず〳〵の法式(ほうしき)
あり前(まへ)に出す
○年老(としおい)て法体(ほつたい)の
祝義(しうぎ)且(かつ)年賀(ねんが)度々(たび〳〵)
ある中にも六十一を本(ほん)
卦(け)かへりといひ七十を
古稀(こき)の賀(が)といひ米の
祝(いは)ひとして八十八の年(とし)
誕生(たんじやう)日を祝(いは)ひ寿饅(じゆまん)
頭(ぢう)を製(せい)して祝ふなり
【本文・右丁】
来世(らいせ)の宝(たから)なり
また物(もの)かくゆへに
身をたて仕合(しあはせ)よき
女性(によしやう)も世(よ)に多(おほ)し習(なら)ひ
給へや習ふべし
めてたくかしく
【左丁】
日本橋通壱丁目
須原屋茂兵衛
同 二丁目
小林新兵衛
本石町十軒店
英 大助
東都書林 中橋広小路
西宮弥兵衛
馬喰町二丁目
西村与八
芝三嶋町
和泉屋市兵衛
芝神明前
岡田屋嘉七