東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 64

ページ: 64

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【頭書・右丁】 一七 夜(や)といふ此日 名(な)を つけ産衣(うぶぎぬ)を着(き)せ 男は左りの袖より女 は右の袖より通(とほ)すべし ○忌(いみ)あきとて男は卅 二日め女は卅三日めに 氏神(うぢがみ)へ参詣(さんけい)するなり ○喰初(くひぞめ)は百廿日めなり 生れ子に膳(ぜん)をすゆる 男は女のひざの上にあげ 女は男のひざへあげて くゝめるまねをなす ○誕生(たんじやう)日二 歳(さい)のとき 出生の日をいはふなり 髪置(かみおき)は三歳の時 十一月十五日にかみを 【頭書・左丁】 おくなり頭(かしら)の上(うへ)綿(わた)を うしろへかける也 末広(すゑひろ)を持(もた) せて氏神へまゐらす ○袴着(はかまぎ)は男子五 歳(さい)の 十一月十五日にきせ初(そむ)る 碁(ご)ばんの上に立(たゝ)せて 左の足(あし)より入させる也 ○被初(かつぎぞめ)は女子四才の 時の十一月十五日きせ初る 此事江戸にはなし ○男女とも八歳にて 入学(にふがく)さすべし手ならひ よみ物さすることなり ○元服(げんぶく)は十五六歳の ころ半元服(はんげんぶく)とて額(ひたい)に 角(すみ)を入るなり一両年 【本文・右丁】 ならひなり物かく 事は習(なら)ひさへすれは 一代あく眼(め)をあか ずにくらさんはくち おしき事ならずや 書うかべては身(み)に 【本文・左丁】 付たる宝(たから)にて 火(ひ)にもやけずとり 落(おと)す事もなく つかふてへりもせず 用心(ようじん)せねどもぬす まれもせず現世(げんぜ)