翻刻
軒端 葉形大く切込ふかく葉数多く出て透間
【挿絵】 もなくめとりはに重ねたるも有春の
出葉紅葉の色よく夏は紫色薄く
うす紅色にかわるはのもとは
薄青くもかわる秋は
色よく染
○もる山も木の下まてとしくる
なり我か袖のこせ軒のもみ
ち葉とは定家卿の詠
はふ蔦そあれ間をかこふ板ひさし
紅葉をふけも【る】軒とみるまて 定基
もみぢつくし
楓(カイテ)は穐の紅葉を第(ヲヽヒ)一といへ共今来古往
春の出葉にさま〳〵の色ありて秋は猶
色を染るのながめ有 ̄リ葉形に大小あり
切込すかし葉有 ̄リ丸葉有長短の品々
あればわづかに一葉宛図にあらわし集(シウ)
改(カイ)して見侍れば三十六種に及数のおかし
とて名の下に古哥を引哥して歌仙楓(カセンカイテ)号(ナツク)