翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

紅葉集 - 翻刻

紅葉集 - ページ 24

ページ: 24

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切錦(きれにしき)    葉切レ〳〵に随分こまかにすかし 【挿絵】  あさの葉のごとく青し枝ふり外に            ことなりてしだれ大木ほど 神なひ          景物(けいぶつ)すぐれたり秋の色    の        うこんとくれない又はうす             黄ばみ其いろ〳〵成事 みむろ         是を絵書(ゑがく)は画工(ぐわこう)も筆  の山を         をなやむべし又の名 秋ゆけ        しだれもみちとも云  は          たゝみね    錦立切 心地こそすれ 青葉(あをば)   葉形つねの楓のごとく出葉ゟ 【挿絵】 あをし武州金沢 称名寺(せうめうし)の八木        の内に青葉楓あり是は昔         藤原 為相(ためすけ)卿しかり給ふとて         其冬まで青葉にて侍りし         よし此種なるかしらず今        いふは春より穐まで外の楓と     すぐれ其色極て青ければ名によぶだにも     紅葉もよほどおそし  為相卿 如何(いか)にして此一本のしくれけん     山にさきたつ庭の紅葉は