翻刻
若紫 葉形丸みあり厚くしまりて
【挿絵】 春の出葉紅紫の色
うつくし
花にもまさりてめつら
しく
夏は濃紫にかわり不断
なかめたへす
秋の紅葉いな【ろ】〳〵に染る
為綱
今よりは心もそめむうすもみち
まつ色見する秋のこすえに
唐織 葉形ほそく切込すかし
【挿絵】 春の出葉よりへに紫
色見事にむらさきの
中に本紅の飛入ふ
かわりもありて
ふたんなかめよし
秋のいろまた
すくれてよし
国久
そめ〳〵て見るにそあ■【か】ぬ唐錦
色にも立田のみねの紅葉々
【注記は、東京大学総合図書館蔵「百色紅葉集(本資料とは別本)」を参照】