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【右頁】
給ひし事をたゝへけるにて万つ世の人のかた
みとなしつへき事こそおほかめれはかの山に
何との名ところ馬やちのとをきちかきは
物かはかの愿口はしる玉を千いろのふちの
そこにしつむへき事やあらんによと
つゝしみてこゝに録しとゝめぬ
【左頁】
天保弘化嘉永の頃哥人会連の短冊寄々披し
集めしが猶此外に有へけれは追々書継給へ
子をおもふみちならなくに梅の花 師質
あやなくにほふやみはまとひぬ 中野靱負
はるの夜はおほろ月夜のそのまゝに 弘訓
しらむともなくしらみそめけり
禁中花
はるかすみ立かさねつゝ八重桜 福実
深くもにほふ九重の庭