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翻刻
【右頁文字無し、料紙が半分のため前ページの右頁が見える】
啼くも一羽聞くもひとりの 細井氏
閑子鳥 鷹化
若竹や日裏日表 岡部氏
わかる庭 松声
【左頁】
歳暮の贈答 皐月庵 蓬雨
来年の事を言へは鬼か笑ふとの諺を思ふに只今日の
平生に遊ふにはしかしとこそされや鰯の頭に柊
さす夜の寿きもけふよ明日よと押よせけるか豆に
とし数の算用もむつかしき例の二三子をいさなひ
二宇の閑窓を驚さんとの呼事におの〳〵一致ありしは
風雅に倍の貢とも称せんか我は其中の楫取
にして得手に帆風の持加減より今宵の趣向は伺ひ
得る
言の葉の種つと出さん宝船