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あめはおてんとうさまに
いやみをいわれて手下の
あめどもへもいゝふらし
おふ〳〵とそのひはくれ
ころよりあめを
やすませけるゆへ
ひさしぶりにて
おつきさまぶら
〳〵とでかけて
みたまいけるが
ながぶりのあげく
にてまだくろい
くもがどころ〴〵
にちらかつている
ゆへみちがわるく
ぞうりではある
かれずどふやら
あめはあがり
たれどなか〴〵
かさははなされ
ずとおつき
さまかさを
めしていで
たもふ月が
かさをめして
ござるときは
ゑてあめがふると
いふいんゑんは
このゆへなり
〽このとき
せつちうあんの【雪中庵=大島蓼太】
ほつくに
さみだれや
あるよひそかに
まつのつきと
いゝしはよく
人のしる
ところ也
こんな
しれた事
より何も
かく事
なし
どふかこふした
ところはさけの
かよい【=通い帳】ととつくり
をもちそふな
ふうていだ
それよりあめは
しだいにつよく
なりまいにち
ふりつゞけなれば
てんとうさまは
せかいのなんぎを
おぼしめして
いろ〳〵おゝせ
つけられけれ
どもかよふに
ふりかゝりては
てんちのあいだに
これはといふよふな
へんな事がなければ
あめはやまされぬ
などゝわがまゝをいふ
ゆへてんとう
さまひそかに
かぜのかみ
かたへおつかいを
たてられあめ
をふきはらふよふにと
おゝせつけら
れける
おほしさまおししやに
きたりたもふ
〽忠しんぐらのもんく
にたとへばほしのひる
見へずよるはみだれて
あらわるゝといふが
このせかいはいつかう
よるもひるも
むちやになつて
ことのほかたい
くついたし
た
〽いさい
御らん
のとふり
かし
こまり
まし
た