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コレクション: 養蚕の書

蚕養御由来記 - 翻刻

蚕養御由来記 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

           上條武太郎源正仁         口演  此本何方より参り候得共 御覧の上は            御かやし可被下候 蚕養の一事は婦女子の業なれは自然の道に違(たが)ふ事而已 多くして年毎に功の空きに依て適(たま〳〵)大利を失ふ事至て 悲しきものならんや或人の曰先蚕を営(いとなま)んと欲(ほつす)るには 何れの神を祭りて是ならんと問ふ答て曰夫神は 不測(ふしぎ)の徳を備(そな)へましませばいづれの神にても崇信至誠(そうしんしせい) なれば所願(しよぐはん)に従(したが)つて感應(かんおふ)あらずといふ事なし然りといへ共 今問に依て姑(しばら)く是を論ずれば蚕影山児玉神社を信仰(しんかう)す べき也正に此御神は我朝え蚕を御始め給ふ其尊き事は 数十の郷里に一人猶知る人/稀(まれ)成へし只何事に不依