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なすこと一かたならぬ科(とが)なりとにくまぬ人なしさて
子細をとはれけるに僧涙をながして申けるは天下此
禁断の御時法師の身にてかゝるふるまひあるべ
きことかはたゞしわれ老たる母あり我一人のほか
たのめるものなしかれ魚なければ物をくはず今天
下うほをもとむるによしなくて母すてに食をた
てりわれ心の置ところなく思ひあまりて川にのぞ
みてからふして此魚をえたり罪におこなはれんことは
あん【案=考え】の内に侍りされど此とる所のうほ今ははなつともいきじ