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十 舞女微妙(ふじよみめう)
微妙は京の名をえし舞(まひ)ひめ也後にゆきて
かまくらにあり将軍 頼(より)家その舞を比企(ひき)の判官能(はんくはんよし)
員(かず)か館(たち)に見て大によろこべり能員いはく此
女とをく京よりくだる心にねがひなからめ
やと将軍みづからかれが願(ねが)ひをとはる微妙な
きていひやらず将軍しば〳〵問給ひてのち
なみだをおさへていひ出けるはわらはが父右兵
衛尉 為成(ためなり)人に讒(ざん)せられて罪にしづみ終に