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ばあり是ももらしがたければそのおほむねを
こゝにあらはすむかし揚雄(やうゆう)かの法言【書名。儒教の書】つくりし
とき蜀(しよく)の国のとめる人あし十万をおくりて
名を法言にのせられん事を求(もと)む揚雄ゆるさ
ずしていはく冨(とみ)て仁義なきはおりの中のけも
のゝごとしいかでしるしはのすべきとなん今此
為助安次大矢野の人はみなきはめてまづし
くいやしければ一銭をもをくる事をうべからず
しかるを時の名家のためにかくいみじき伝(でん)