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館(たち)【「舘」は「館」の俗字】にあないしてかくといひきこえもあへずたゝはやく
父を見ばやとねがはれければ本間もいといたう
あはれとはおもひながら鎌倉にきこえてをの
がためいかならむとしばしためらふほどに
催促(さいそく)の使来りて元徳(げんとく)二年五月それの日資朝
つゐにうしなはれぬ入道が家の子本間三郎と
云ものぞ資朝のくびをばきりける入道は
阿新の心の内いたはしとおもひければ僧をまね
きて資朝の尸骸を荼毘(だび)し骨をひろひて