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ざらめや君にはつかへざらめや父のこゝろざしつが
ざらめや人にころされんは力なしのがるべき道
あらばのがれもせばやと思はれければこゝかしこ道
もとめられけれど門はかたくとざしぬふかき池
よもにめぐりたればもりて【漏りて=隙間を通り抜けて】出べき方なし池
のほとり竹おひたり阿新こゝろみに大なる竹一もと
にのぼりてつとめてうれ【先端】にいたりたればその竹
池の上にふして身はをのづからかなたの岸(きし)にちかづ
きぬ終に汀(みきは)におりてしばらく心をおさめそれより