翻刻
そうそうの薬 安心湯
此役方は用町の時大きなる桶に沢山水を
くみわり升の油とかなぼうを一挺にても
弐挺にてもませ昼夜たへまなく引ずる時は
大丈夫にて少しも手あやまちなし別て七ツより
六ツ頃迄肝要なれは随分気を付べし
若し恐風にてきゝつけるには早々拍子木の音
を用ゆべしたちまち木戸をひらきてはつ
きりとす亦目をさますには右のごとくして
なんぞくわすべし寄【奇】妙也世に火事きとふ【加持祈祷】
まじないなどする人あれども至てあしく
右の法に限る也是迄ためすになん人に
一日も其患おし□つてこの此度諸人の為
世上へ伝むるもの也
御政役所 御番居
右御役所町中え 町野玄重
子の正月八日より世役に差出す