翻刻
【右丁】
一種
いわひげ
【図中央上側に記載】
尾州(ひしう)二の宮本宮にあり葉
幅(はゝ)一分 余(よ)長(なか)さ七八寸 建蘭(けんらん)《割書:ら|ん》
のごとし
【図中央左下に記載】
一種 葉(は)の辺(へん)欠刻(きれこく)
深(ふか)き物(もの)を俗(そく)に▲
【図右下に記載】
▲登天竜(とうてんれう)と云(いふ)此物(このもの)疑(うたかふ)らくは
次(つき)の条(じやう)の金星草(きんせいさう)《割書:うら|ほし》の類(るい)
に属(ぞく)するや
【図右中央に記載】
一種 葉(は)の頭(さき)花叉(また)をなし五
六 岐(き)より二三十 岐(き)に
至(いた)る物(もの)あり俗(そく)に玉(たま)
獅子(しゝ)といふ此外 品類(ひんるい)
多(おほ)し
【左丁】
一種 しゝらん
みるらん《割書:京》
さゝげらん
かせうらん《割書:尾|州》
深山(みやま)の岩石上(かんせきしやう)にあり根(ね)蔓(つる)の如(こと)く処々(しよ〳〵)に一葉(いちやう)を
生(せう)す形(かたち)瓦韋(くはい)《割書:のき|しのふ》に似(に)て短(みしか)く葉(は)先(さき)円(まる)くして黄(かは)
赤色(いろ)毛(け)多(おほ)しこれ石皮(せきひ)《割書:集解|蘇頌》の類(るい)なり
【目次(コマ38)では「いわひげ(け)」は「しゝらん」の前】