翻刻
【右丁】
一種 なつはぜ
夏月(なつ)庭際(には)に生(せう)す苗葉(へうやう)小にして
枝葉(ゑたは)対生(たいせい)し花小く淡紫色(うすむらさきいろ)なり
一種
あきはぜ
形状(かたち)なつはぜに
似(に)て小なり
【左丁】
一種 たちはぜ
葉(は)細長(ほそなか)にして湿姑草(しつこさう)《割書:いかの|こけ》
の如(こと)く叢生(さうせい)し色(いろ)浅(あさ)く
光沢(つや)なく花(はな)は通(つう)
泉草(せんさう)《割書:さき|こけ》に似(に)て小く
淡紫色(うすむらさき)なる物(もの)
一種
あぜはせの
ちやぼ
葉(は)密(みつ)に重(かさな)り深緑色(こきみとりいろ)光沢(つや)
あり花(はな)淡紫色(うすむらさきいろ)なる物(もの)
【版心の中央部】
たちはせ
【四行八字目~「苗葉」のルビ「うや」は別の字を消した上から書かれている】